今回はエクセルで、空白/空白以外のデータの個数を求める方法についてです。
データの集積や確率を求めるときなどに使われる関数です。
COUNT関数からの派生した関数ですね。
COUNT関数はこちらから☟
【COUNT関数】エクセルで数値のみのデータの個数を求める – 独学エクセル塾 (dokugakuexcel.com)
それでは見ていきましょう。
■関数の仕組み
■ 空白以外のデータの個数を求める
下図の勤務表をもとに仕事に行った日を数えてみましょう。
下図の見本を元に進めていきます。 出勤した日に○を入力する仕組みとします。
出勤確認担当者は上図のような出勤表を作成したとします。
出勤した場合、出勤した日に「○」を打ち込むようになってます。
そこで出勤日数(赤枠)を求めるには勤務時間のところに何個データがあればいいか求めることで出勤日数を求めることができます。
つまり今回の内容であるデータが何個あるか数えれば解決します。
そこで使用する関数が「COUNTA関数」。
「=」の後にCOUNTAと打ちます。するとCOUNTA関数が出てくるのでダブルクリックします。
そこから、データを数えたい範囲を選択します。
今回は勤務表に○がついているか数えたいので範囲はC4:C13になりますね。
なので関数の式に直すとこのようになります。
=COUNTA(C4:C13)
では実際に打ち込んでみましょう。
この状態でEnterキーを押すと…
個数がカウントされました。現在は3日しか働いてないので、出勤日数1が算出されます。
そこから出勤した際に○を打ち込んでもらえば自動的に再計算が行われるため
空白以外のカウント、つまり出勤日数をカウントしてくれます。
COUNT関数では数値の個数のみでしたが、Aなど空白以外でもカウントしてくれます。
さらに参照先にエラーが存在しても空白以外なのでカウントします。
■ 空白データの個数を求める
今度は空白データの個数を求めてみましょう。
こちらはCOUNTA関数の対になるCOUNTBLANK関数を使用していきます。
使用方法は下記のようになります。
では先ほどのシートを使用して実際に使用してみましょう。
出勤すると「○」をつけるようになってますので
空白をカウントすれば休んだ日数をカウントできますね。
対象は「C3からC12」になってますので関数に当てはめてみましょう。
このようになります。
=COUNTBLANK(C3:C12)
実施した結果はこのようになります。
空白は6つあるのでうまく機能していますね。
ぜひCOUNTA関数と使い分けてみてください。
COUNTA関数ではエラーでもカウントしましたが、こちらはカウントされません。
■公式の説明
わかりやすいように説明したため公式と使用する語句が異なりますが
マイクロソフト公式の説明については下記のリンクを参照してください。
COUNTA関数はこちら☟
COUNTA 関数 – Office サポート (microsoft.com)
COUNTBLANK関数はこちら☟
COUNTBLANK 関数 – Office サポート (microsoft.com)
■練習問題
では練習問題でCOUNTA/ COUNTBLANK関数を復習してみてください。
・練習問題①
下図のアンケート結果をもとに練習します。
アンケートが1から10まであり、回答した個数を求めてみましょう。
つまり空白以外をカウントすれば答えが算出できます。
答え:=COUNTA(C3:C12)
表示はこのようになります。
・練習問題②
先ほどのアンケートを引き続き活用してみましょう。
今度は未回答数をカウントしてみましょう。
空白をカウントすれば算出することができます。
答え:=COUNTBLANK(C3:C12)
表示はこのようになります。
■まとめ
いかがだったでしょうか。
COUNT関数との違いも理解できたでしょうか。
今回は空白以外でしたが、さらに条件を設定するカウント関数もあります。
そちらに関しては下記の記事を参照してみてください。☟
【COUNTIF関数】エクセルで条件に合ったデータの個数をカウントする。 ► 独学エクセル塾 (dokugakuexcel.com)
では次回の記事でお会いしましょう!
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