TRUE・FALSEの表示はみたことがありますでしょうか?
簡単に言うとTRUEは「真」・「○」・「一致」で
FALSEは「偽」・「☓」・「不一致」
という意味です。
EXACT関数でも内容の一致・不一致はTRUE・FALSEで出力されます。
EXACT関数についてはこちらの記事から☟
【EXACT関数】エクセルで同じ・等しいデータを判別・判断する ► 独学エクセル塾 (dokugakuexcel.com)
では使用方法や活用方法を見てみましょう。
■関数の仕組み
まず関数の仕組みを見てみましょう。
=TRUE()
=FALSE()
■TURE関数とは
TRUEとは「真」・「○」・「一致」などといった意味になります。
そしてTRUE関数の機能は「TRUE」を出力するのみです。
関数なの?と思うかもしれませんが、ちゃんとした論理の関数に含まれます。
では関数の仕組みを見てみましょう。
=TRUE()
たったこれだけです。
引数と呼ばれる「()かっこ内」にもセル番地の入力もありません。
では実際に使用してみましょう。
数式を入力してみました。
実行した結果はこのようになります。
TRUEという文字が出力がされました。
とってもシンプルな関数ですね。
■FALSE関数とは
今度はFALSE関数を見ていきましょう。
こちらはTRUEと対称に、「偽」・「☓」・「不一致」といった意味になります。
使用方法はTRUE関数と同様です。
同じく、関数の仕組みを見てみましょう。
=FALSE()
シンプルですね。
こちらも引数は必要ありません。
それでは実際に使用してみましょう。
実行した結果はこのようになります。
FALSEの文字が出力されました。
もちろん「FALSE」と入力しても問題ありません。
■活用方法
では活用方法に移りたいと思います。
関数の仕組みを見てもらうと、どのように使用するの??と思う方もいると思います。
正直、TRUE・FALSE関数自体は活用法はあまりないのですが
TRUE・FALSE自体はエクセルの論理式でよく用いられます。
下図をご覧ください。
このように不等号を入力してみました。
この状態では「5は3より大きい」ので「5>3」、セルに直すと
「L95>N95」は正しいことになります。
そして結果はこのようになります。
こちらの式は正しい為、TRUEが出力されました。
では「5」と「3」の数値を入れ替えてみましょう。
今度は式が成り立たないのでFALSEが出力されました。
このように、TRUEとFALSEは論理式が正しいか誤っているかを出力する際に用いられます。
たとえば合格点に満たしているか、内容は一致しているかなどにも
応用できそうですね。
さらにANDやORなども合わせると複雑な論理式を組むことが可能です。
つまりIF関数の「正」と「偽」の出力が「TRUE」と「FALSE」で出力されるといったところです。
■よくあるエラーと対処法
それではTRUE・FALSE関数を使用する中でよくあるエラーと対処方について説明します。
・「この数式に問題が見つかりました」といったエラーが表示される。
こちらのエラーは引用を入力している可能性があります。
TRUE・FALSE関数は引数を入力しない関数です。つまりかっこ内は空白でなければなりません。
では下図の見本をご覧ください。
TRUE関数に「A1」を参照しています。
こちらで実行するとエラーになってしまいます。
■公式の説明
わかりやすいように説明したため公式と使用する語句が異なりますが
マイクロソフト公式の説明については下記のリンクを参照してください。☟
■まとめ
いかがだったでしょうか。
TRUEとFALSEは論理式の基礎知識です。
関数自体は使用する機会は少ないとは思いますが
データの判断や真偽の確認等に活用できる知識です。
ぜひANDやORなどと合わせて複雑な論理式を組んでみてください。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
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