【COUNTIFS関数】エクセルで複数の条件に合ったデータの個数をカウントする。

関数

COUNTIF関数の条件を複数にできるCOUNTIFS関数について説明します。
仕組みとしては、設定した複数の条件を満たすもののみデータをカウントするといったものです。

COUNTIF関数から発展した関数ですね。☟

【COUNTIF関数】エクセルで条件に合ったデータの個数をカウントする。 – 独学エクセル塾 (dokugakuexcel.com)

それでは見ていきましょう。




■関数の仕組み

=COUNTIFS(カウントしたい条件範囲1,カウントの条件1,カウントしたい条件範囲2,カウントの条件2,・・・)

■ 複数の条件に合ったデータの個数を求める

例として、下図の勤務表をもとに説明したいと思います。
勤務表の内容として、勤務時間と勤務内容が記載されています。
今回は10時間勤務で通常出勤をした日を数えてみましょう。

ここで使用するのがCOUNTIFS関数です。
仕組みとしては

=COUNTIFS(カウントしたい条件範囲1,カウントの条件1,カウントしたい条件範囲2,カウントの条件2,・・・)

のように使用します。

まず条件1の10時間勤務を条件に設定してみましょう。

条件1(10時間のカウント)

範囲は勤務時間から絞り込みたい為、C3:C12となります。

条件は10時間なので”10”としましょう。

ここまでを関数に直すとこのようになります。

=COUNTIFS(C3:C12,10

条件2(通常勤務のカウント)

続いて通常勤務のカウントです。

範囲は勤務内容から絞り込みたい為、D3:D12となります。

条件は”通常”なのでそのまま”通常”としましょう。

こちらを条件1と合わせるとこうなります。

=COUNTIFS(C3:C12,10,D3:D12,”通常”)

このようになります。

今回は2個の条件でしたが、3.4.5個など複数条件がある場合は

この後に追加してください。

実際に計算


では、実際に打ち込んでみましょう。

実行した結果がこちらです。

ちゃんとカウントできてますね!

10時間勤務で通常出勤は「1日」「4日」「7日」の3日間で合っています。

■よくあるエラーと対処法

ではCOUNTIF関数を使用して発生するエラーとそれに対する対処法を説明します。

・参照しているブックが閉じている

COUNTIF関数では別のブックを参照することができます。

しかしその参照しているブックが閉じている状態で関数を更新すると

「エラー」になってしまいます。

計算先のブックが開いてないと参照できないためです。

解決策は参照しているブックを開いた状態で再度、数式を計算させれば

エラーは復帰してくれます。

とはいえ、COUNTIFS関数はブックを分けての使用には向いていません。

・データが存在するのにカウントしてくれない

こちらは文字を「”(二重引用符)」で囲っていないケースが多いです。

先ほどの見本を見てみましょう。

今月の休日出勤日数を求める式は「 =COUNTIFS(C3:C12,10,D3:D12,”通常”)

でしたよね。

仮に「”通常”」から「”」を取り除くと、カウントは「0」になってしまいます。

しかし「”」は数値を検索する際には不要です。

要約するとこのようになります。

検索文字のルール

①文字は「”」で囲わなければならない

②数値は「”」で囲っても囲わなくてもカウントしくれる

上記ルールを頭に入れておけば正確なカウントができると思います。

■公式の説明

わかりやすいように説明したため公式と使用する語句が異なりますが

マイクロソフト公式の説明については下記のリンクを参照してください。☟

COUNTIFS 関数 – Office サポート (microsoft.com)

■練習問題

では練習問題です。実際に考えてみてCOUNTIF関数をマスターしてみてください。

下図の勤務時間をご覧ください。

カウントしたい勤務時間は「G4」に,

カウントしたい勤務内容は「G5」に入力する仕組みです。

「G4・G5」で入力した勤務時間・勤務内容に当てはまる日数を

「G9」にCOUNTIFS関数を使用して算出してみましょう。

答え:=COUNTIFS(C3:C12,G4,D3:D12,G5)

勤務時間のカウント範囲は 「C3:C12」 で条件は「G4」、

勤務内容のカウント範囲は 「D3:D12」 で条件は「G5」になります。

では結果を見てみましょう。

ちゃんと機能してくれていますね。

さらに絞り込み条件を打ち換えるとカウント結果も変わるようになっています。

■まとめ

いかがだったでしょうか。
COUNTIF関数の応用になってきますが、活用できれば便利です

では次回の記事でお会いしましょう!

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