今回は条件にあったデータをカウント・数える関数になります。
COUNT関数とIF関数の応用技です。
ファイルの仕様にあったデータの個数のカウントができるようになるので
是非参考にしてみてください。
それでは見ていきましょう。
■関数の仕組み
カウントしたい範囲:条件・カウントの対象となる範囲
カウントの条件:カウントする際に絞り込みたい条件
■ 条件に合ったデータの個数を求める
例として、下図の勤務表を元に説明したいと思います。
今回は休日出勤をした日を数えてみましょう。
この状態では通常出勤や休日出勤が混ざっており、
本来のCOUNTA関数だとすべての勤務形態を含んでカウントしてしまいます。
ここで使用するのがCOUNTIF関数。
仕組みとしては
=COUNTIF(カウントしたい範囲,カウントの条件)
のように使用します。
カウントしたい範囲は出勤の項目なのでC3:C12となります。
カウントの条件は休日出勤なので“休日出勤”にしときましょう。
つまり今回の休日出勤をカウントする公式としては
=COUNTIF(C3:C12,“休日出勤”)
のようになります。
では、実際に打ち込んでみたいと思います。。
ちゃんとカウントできてますね!
休日出勤は2日なので2と算出されています。
■よくあるエラーと対処法
ではCOUNTIF関数を使用して発生するエラーとそれに対する対処法を説明します。
・参照しているブックが閉じている
COUNTIF関数では別のブックを参照することができます。
しかしその参照しているブックが閉じている状態で関数を更新すると
「エラー」になってしまいます。
計算先のブックが開いてないと参照できないためです。
解決策は参照しているブックを開いた状態で再度、数式を計算させれば
エラーは復帰してくれます。
とはいえ、COUNTIF関数はブックを分けての使用には向いていません。
・データが存在するのにカウントしてくれない
こちらは文字を「”(二重引用符)」で囲っていないケースが多いです。
先ほどの見本を見てみましょう。
今月の休日出勤日数を求める式は「 =COUNTIF(C3:C12,“休日出勤”) 」
でしたよね。
仮に「”休日出勤”」から「”」を取り除くと、カウントは「0」になってしまいます。
しかし「”」は数値を検索する際には不要です。
要約するとこのようになります。
検索文字のルール
①文字は「”」で囲わなければならない
②数値は「”」で囲っても囲わなくてもカウントしくれる
上記ルールを頭に入れておけば正確なカウントができると思います。
■公式の説明
わかりやすいように説明したため公式と使用する語句が異なりますが
マイクロソフト公式の説明については下記のリンクを参照してください。☟
COUNTIF 関数 – Office サポート (microsoft.com)
■練習問題
では練習問題です。実際に考えてみてCOUNTIF関数をマスターしてみてください。
下図の勤務時間をご覧ください。
カウントしたい勤務時間は「F2」に入力する仕組みです。
今回はカウント対象を勤務時間の「C3からC12」とします。
「F2」に入力した勤務時間のカウント結果を「F4」にCOUNTIF関数を使用して
算出してみましょう。
答え:=COUNTIF(C3:C12,F2)
カウント範囲は 「C3からC12」 なので 「C3:C12」
カウントの条件は「F2」になります。
では結果を見てみましょう。
ちゃんと機能してくれていますね。
さらに「F2」を打ち換えるとカウント結果も変わるようになっています。
■まとめ
いかがだったでしょうか。
COUNT関数の応用になってきますが、活用できれば便利です。
さらに条件を複数に増やし、カウントできるCOUNTIFSという関数も存在します。
こちらの方も身に着けておくと複数の条件でのカウントもできるのでとても便利になりますよ。
COUNTIFS関数はこちら☟
【COUNTIFS関数】エクセルで複数の条件に合ったデータの個数をカウントする。 ► 独学エクセル塾 (dokugakuexcel.com)
COUNT関数・COUNTA関数との差別化を活用しながら取り組んでみてください。
では次回の記事でお会いしましょう!
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