エクセルの関数やマクロVBAを独学・自力で身につけることは可能か?

関数・操作応用




■独学でExcelを身に着けることが可能なのか

皆さんはこれまでエクセルを使って計算やデータ収集・資料作成をする際などに
どのようにして学んで来たでしょうか?

ネットで見たり、本で学んだりセミナーに行ったり詳しい人に聞いたりなど
様々な方法で知識を身につける方法はあります。

また、人によっては触ったことがない人や作業に慣れていない人など
いると思います。

では表題にある通り、初心者・中級者がエクセルの関数やマクロVBAを独学で身につけることは可能なのでしょうか。
ちなみにVBAとは入力計算など人の作業で打ち込んでいたものがプログラムを組んで自動で作業できるようになる機能です。

結論、独学で身につけることは可能です。

しかし学び方や行いたい作業によっては学習方法を分ける必要があると思います。
人によっては行いたい作業やレベルが違うでしょうからレベルを分けてみました。

①基本的な作業をする(計算や資料作成等を行うレベル)
②分析や様々な計算・マクロを活用する(様々な関数やVBAを使用する)
③仕事で多用する機会がある。又はそのような仕事に就く

ではそれぞれにレベルに合わせて、どのように学べばいいかおススメをご紹介します。
ちなみに私は②と③の中間ぐらいでした。

それでは見ていきましょう。

①基本的な作業をする(計算や資料作成等を行うレベル)

こちらの方は基本的な計算や関数、グラフの作成方法なのが出来れば
問題なく目標を達成できる方と思われます。

とはいえ作業方法や基本の関数の操作方法自体わからなければ作業できませんよね。

このような方は「インターネット」で調査して真似してみるのが一番だと思います。

エクセルは関数や機能の種類も多く、理解を突き詰めていけば時間を多く要してしまいます。
しかし基本的な情報で事足りる場合は深く知る必要はありませんよね。

言葉の意味を知るのに辞書すべてを読む必要がないのと一緒です。

確かに様々な知識を持っている上級者と比べて作業時間や効率は低いですが
インターネットで調査するとほとんどの出来事は解決してしまいます。
それでも人より遅い・早く作業したいという方は②のレベルを目指した方がいいですね

私も触りたては
調査→作業→調査→作業…の繰り返しで作業しました。

つまりこの程度で作業できるレベルであれば深い知識は不要であると思います。

しかし「インターネット」のみでは視野を広げることができず、より便利な知識を
見逃してしまうデメリット
がありますね。

②分析や様々な計算・マクロを活用する(様々な関数やVBAを使用する)

こちらは仕事や家庭でも触る機会が多い方や、将来のために知識を身に着けたい方が該当するのではないのでしょうか。

・作業が多く、パフォーマンスを高めたい
・資料作りや計算・分析に時間がかかる
・インターネットでエクセルの機能・関数を調査する機会が多い

このような方はエクセルのさらなる機能を理解できていないのかもしれません。

例えば「足し算」と「掛け算」です。

「掛け算」は「足し算」の延長ですよね。

6が4つ、合計は?

このような問いに掛け算の概念を知らなければ「6+6+6+6」で計算していまいますが
掛け算を理解できれば「6*4」と少ない作業で結論にたどり着くことができるのです

つまり知識を知らなければ、目標値に到達はできるが時間がかかり効率が悪い道を
通る
破目になります。
①のレベルの方ではいいと思いますが②を目指すのであれば
1番の近道を知る必要があるかもしれません。

このような方は「インターネット」と「本」を併用するのをおススメします。
私も併用して作業を始めて効率が飛躍的に向上しました。


Excel 最強の教科書[完全版]–すぐに使えて、一生役立つ「成果を生み出す」超エクセル仕事術 [ 藤井 直弥 ]


はじめての最新Excel VBA [決定版] Excel2019 / Windows10完全対応 [ 金城俊哉 ]

この際のおすすめの本は「一覧」や「全集」など広い内容で説明されてあるものがいいです。
あくまで本で知識を広く理解して
実際に使用する際にインターネットで使用方法を深く知ることがおススメです。

ここでもう一例です。
下記のような計算を行いたいと思います。

初心者だとこのような計算になると思います。

しかし知識を広めている人は

このように簡単に計算を済ませてしまうと思います。
これも広い知識がないと「PRODUCT関数」に行きつきませんよね。

しかし本を読んだ際にこの関数をしっても
「よし!使用しよう」とはならないと思います。

なので本で「こんな便利な関数がある」「こんなこともできる」と頭に入れて
作業時に「そういえばこんなことがあったな」とインターネットで詳しく作業を知り、利用することが近道になると思います。

③仕事で多用する機会がある。又はそのような仕事に就く

こちらの方は速く、そして深い知識を身につけたい方だと思います。
さらに②の方でも自分で学んでいくのには限界がある・めんどくさいという方もおススメの学習方法です。

②でおススメした「インターネット」と「本」は
参考書と辞典を持っている状態で自力で読み進めていかないといけません。

なのでより早く・さらに困った際には詳しい人に聞く「先生」が必要になってきます。

そのような「先生」がいればいいのですが都合よくいないという方は
「セミナー」などがいいかもしれません。

そうすれば知識を深く学べ、さらにわからなければプロが教えてくれます。
エクセルではないですが知人も速く知識を身につけるために
プログラミング教室に通い、プロに教えてもらっていました。

最近ではオンライン講座などもあると思いますので便利ですね。

■まとめ

いかがだったでしょうか。
人によって必要な知識・レベルは異なります

なので各場面によって学習方法は分けた方がいいと思います。

③に関しては独学ではなくなってしまいますが
プロに直々教えてもらうのは1番の近道といえますね。

とはいいつつ関数やVBAのコードは忘れるもので
その際にもわかりやすい説明ができているエクセルの記事があればいいですね。
私もそんな記事が作成できれば…と日々格闘中です。

それでは次回の記事でお会いしましょう。