エクセルには置換の機能があります。
置換の記事についてはこちらから☟
置き換え】文字・数値の置換をシート・ブック内で様々な条件で行う ► 独学エクセル塾 (dokugakuexcel.com)
この記事をご覧になられた方は「～（チルダ）」を置き換えてもうまくいかなかったのではないでしょうか。
～（チルダ）はワイルドカードを打ち消すという効果を持っており、置換にもその効果を発揮します。
そこで今回は～（チルダ）を1つの文字として置き換える方法について紹介します。
それでは見ていきましょう。
■～（チルダ）とは
まず、「～（チルダ）」について説明します。
チルダはよく○○から××を 「○○～××」で表す際によく使用する記号ですよね。
実はこの～（チルダ）はワイルドカードを打ち消す機能があります。
下図をご覧ください。
見本で500に「*10」で10をかけていた結果を「/10」で10で割るように変更したいとしましょう。
結果として「*10」を「/10」で置き換えてみましたが「＝500/10」の結果である「50」ではなく「/10」となってしまいました。
こちらの現象として「*10」の*（アスタリスク）がワイルドカードと判定され、
「10を含んだ10以前のすべての文字数値を”/10″に置き換える」といったことになります。
詳しい*（アスタリスク）の置換については下記記事を参考にしてみてください☟
【*（アスタリスク）の置換】うまくいかない原因と対処法！＊ワイルドカードを無視 ► 独学エクセル塾 (dokugakuexcel.com)
ここで「～（チルダ）」を使用して置き換えてみましょう。
使用方法は簡単です。
*（アスタリスク）の前に「～（チルダ）」を入力するとワイルドカードを打ち消してくれます。
うまく置き換えてくれましたね。
ここまでが～（チルダ）の機能になります。
では本題に移りたいと思います。
■～（チルダ）を置き換える
では通常の方法で～（チルダ）を置き換えてみましょう。
下図をご覧ください。
見本として「100～200」という文字・数値を打ち込んでみました。
こちらの見本を「100～200」から「100から200」に置き換えたいとします。
つまり「～（チルダ）」を「から」に置き換えることになります。
では通常通り置き換えてみましょう。
実行した結果はこのようになります。
置換対象が見つかりません。というエラーが出てしまいました。
原因として「～（チルダ）」はワイルドカード等の機能をなくす役割を持っています。
つまり「検索する文字列（置換したい文字列）」に「～（チルダ）」を打ち込んでも
文字としてではなく機能として判別されます。
では対策を紹介します。
～（チルダ）はワイルドカード等の機能をなくす役割でしたね。
つまり「～（チルダ）」の前に「～（チルダ）」を打ち込み、無効にする機能を無効にします。
少し説明がややこしくなりましたが単刀直入に説明すると
「～（チルダ）」を置き換えたい場合は「～～」として打ち込みます。
では実際の画面を用いて見てみましょう。
「～～」を「から」に置き換えます。
結果はこのようになります。
狙い通り「～（チルダ）」を文字として置き換えることができましたね。
■まとめ
いかがだったでしょうか。
～（チルダ）は○○～△△のように文字列で使用する機会は多いと思いますが
ワイルドカードの機能を打ち消すといった機能はあまり有名ではありません
～（チルダ）を置き換える際は今回の記事の内容を
うまく活用してみてください。
それでは次回の記事でお会いしましょう。