今回は年・西暦・月・日を表示してみます。
日時の計算や計画表の作成などによく使用されていますね。
関数自体はとても簡単です。ぜひ身に着けてください。
それでは見ていきましょう。
■関数の仕組み
■ 年・西暦を表示する
・関数の仕組みと事例
まずは年・西暦を表示してみましょう。
関数の内容で言うと下記のように表します。
=YEAR(年を表示したい日時データ)
特に説明はありません。実際に使用してみましょう。
今回はモデル(B3)の年を表示してみます。
式に表すとこのようになります。
=YEAR(B3)
では実際に打ち込んでみます。
結果はこのようになります。
計算できていますね。
2024/9/6の「2024」を抽出することができました。
・現在の年・西暦を表示する
ちなみにYEAR関数を応用して現在の年・西暦を表示することが可能です。
現在の年を表示したいときはNOW関数を使用します。
使用方法はYEAR関数の引数にNOW関数を追加します。数式で表してみましょう。
=YEAR(NOW())
ちなみにこの記事を打ち込んでいるのが2021年なのでうまく機能しています。
■ 月を表示する
・関数の仕組みと事例
今度は「月」を関数を用いて表示してみましょう。
関数の内容で言うと下記のように表します。
=MONTH(月を表示したい日時データ)
使用方法はYEAR関数と同じ仕組みですね。
ではモデルの月を表示してみます。
式に表すとこのようになります。
=MONTH(B3)
では実際に打ち込んでみましょう。
結果はこのようになります。
計算できていますね。
・現在の月を表示する
こちらも関数を応用すれば現在の月を表示することが可能です。
ちなみに現在の月を表示したいときもNOW関数を使用します。
使用方法も同様にMONTH関数の引数にNOW関数を追加します。数式で表してみましょう。
=MONTH(NOW())
こちらの関数を入力したのは6月なので正解です。
■ 日を表示する
・関数の仕組みと事例
最後は「日」を関数を用いて表示してみましょう。
関数の内容で言うと下記のように表します。
=DAY(日を表示したい日時データ)
YEAR関数・MONTH関数と同じ仕組みですね。
こちらもモデルの日を表示してみましょう。
式に表すとこのようになります。
=DAY(B3)
では実際に打ち込んでみます。
計算できていますね。
・現在の日を表示する
いつものように現在の日を表示したいときはNOW関数を使用します。
使用方法も同じです。DAY関数の引数にNOW関数を追加します。数式で表してみましょう。
=DAY(NOW())
ちなみにこの記事を打ち込んでいるのが6日なのでうまく機能しています。
■応用問題
YEAR・MONTH・DAY関数を応用すると様々なことが可能になります。
・現在から10年後の年を表示する
では下図のシートを参照して進めていきましょう。
対象の日付「2021/12/11」の10年後を数式で表してみましょう。
年なのでYEAR関数を使用します。
答え:=YEAR(B3)+10
簡単ですね。YEAR(B3)で「2021」が表示されるので「+10」
をすれば10年後を表示することができます。
・現在から10年後の年月日を表示する
先ほどの問題を応用してみましょう。
年のみの表示でしたが10年後の年月日を表示してみたいと思います。
答え:=DATE(YEAR(B3)+10,MONTH(B3),DAY(B3))
上記の答えのようにDATE関数を使用すれば年月日で表示することができます。
■公式の説明
わかりやすいように説明したため公式と使用する語句が異なりますが
マイクロソフト公式の説明については下記のリンクを参照してください。☟
YEAR 関数 – Office サポート (microsoft.com)
MONTH 関数 – Office サポート (microsoft.com)
DAY 関数 – Office サポート (microsoft.com)
■まとめ
いかがだったでしょうか。
日付でも足し算・引き算が可能です。
日付のカウントダウンなどにも使えますね。
ぜひ活用してみてください。
次回の記事でお会いしましょう。
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