今回は入力された文字列やセルの値を1つの表示にまとめる
CONCATENATE関数について説明します。
モニター画面の表示であったり、住所の連結などに使用できそうですね。
システムを作成する方は役立つと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは見ていきましょう。
■関数の仕組み
■ 1つの文字に結合する方法
そして今回の見本のシートは下記の電話番号のデータが入力されているシートをもとに説明したいと思います。
行いたい作業としてはC列・D列・E列に分割された番号があるので
そちらの数値をF列の番号(結合)に繋げて出力してみましょう。
関数の内容で言うと下記のように表します。
=CONCATENATE(値1,値2,値3,・・・)
Aさんを見ていきましょう。Aさんの分割番号と番地は下記のようになってます。
値1=891(C3)
値2=5158(D3)
値3=4861(E5)
これを連結してみましょう。
式ではこのようになります。
=CONCATENATE(C3,D3,E3)
では実際に打ち込んでみます。
うまく機能していますね。
次の項目ではハイフン(-)を数式に入力して追加してみましょう。
■ 数式にも直接文字を入れてみる。
今度は関数にも文字を入れてみます。
前回までの式はこちら
=CONCATENATE(C3,D3,E3)
この値のC3とD3の間に「- (ハイフン)」
この値のD3とE3の間に「- (ハイフン)」
を入れてみましょう。
文字を入れる際は「”」で囲ってあげます。
式としてはこのようになります。
=CONCATENATE(C3,”-“,D3,”-“,E3)
では実際に入力してみましょう。
うまくハイフンが入っていますね。
ではBさんからEさんも同様に入力してみましょう。
フィルダウンすれば参照と”-”の式を維持しつつ一気に入力できます。
このようになります。
これで文字の連結が楽になりました。
■よくあるエラーと対処法
CONCATENATE関数でよくあるエラーについて説明します。
・参照先にエラーがある
では下図をご覧ください。
先程使用していたシートですね。
数式も同様です。しかし参照先にエラーが存在しています。
その結果、このようになります。
参照先のエラーにつられて結果もエラーになりました。
こちらの対処法はエラーを解決するしかありません。
IFERROR関数などを使用してエラーが生じないようにしてください。
■応用問題
ではCONCATENATE関数を応用して様々な出力をしてみましょう。
・関数を参照に入れる
CONCATENATE関数 の参照は数式を打ち込んでも機能してくれます。
下図をご覧ください。
「B3」に入力してある日付を参考にして
「対象の日付は○○曜日です。」と表示してみましょう。
答え:=CONCATENATE(“対象の日付は”,TEXT(B3,”aaa”),”曜日です。”)
まず初めに「 対象の日付は」を打ち込みます。
そのあとTEXT関数を使用して参照の曜日を出力します。
ここでは「土」になってますね。
最後に 「曜日です。 」を追加すれば完了です。
曜日を求める方法についてはこちら☟
【曜日を関数で表示】エクセルで対象・現在の曜日を返す・表示する~WEEKDAY/TEXT関数~ ► 独学エクセル塾 (dokugakuexcel.com)
■公式の説明
わかりやすいように説明したため公式と使用する語句が異なりますが
マイクロソフト公式の説明については下記のリンクを参照してください。☟
CONCATENATE 関数 – Office サポート (microsoft.com)
■まとめ
いかがだったでしょうか。
これで様々な表示が可能になりましたね。
参照に数式を入力できるのはとても便利です。
ちなみに「&」を入力するだけでも文字をつなげることができます。
例えば応用問題で使用した下の数式は
=CONCATENATE(“対象の日付は”,TEXT(B3,”aaa”),”曜日です。”)
「&」を 使用すると下記のようになります。
=”対象の日付は”&TEXT(B3,”aaa”)&”曜日です。”
どちらも出力結果は同じです。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
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